止水板の費用相場と選び方|価格帯別に徹底解説

近年、ゲリラ豪雨や台風による水害が各地で頻発しています。
大切な住まいや店舗、工場などを浸水被害から守るために、止水板の導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ止水板を購入しようと思っても、製品によって価格帯が大きく異なるため、どれを選べばよいか迷ってしまうものです。
止水板の費用は、数千円の簡易タイプから数十万円の本格的な製品まで幅広く、材質やサイズ、設置方式によっても変動します。
さらに、製品本体の価格だけでなく、設置工事費や維持コストまで含めたトータルの費用を把握しておくことが重要です。
この記事では、止水板の価格帯別の特徴から、費用を左右する要因、選び方のポイント、購入方法の比較まで詳しく解説します。
これから止水板の導入を検討している方は、ぜひ最後までお読みいただき、最適な製品選びの参考にしてください。

止水板の費用相場を価格帯別に解説

止水板の費用は、製品のタイプや性能によって大きく異なります。 一般的に、簡易的な製品ほど安価で、本格的な防水性能を備えた製品ほど高額になる傾向があります。 ここでは、低価格帯・中価格帯・高価格帯の3つに分けて、それぞれの費用相場と特徴を詳しく解説していきます。 ご自身の予算や用途に合わせて、最適な価格帯の製品を見つける参考にしてください。

低価格帯(1万円以下)の止水板

低価格帯の止水板は、おおむね3,000円から1万円程度で購入できる製品が中心です。 この価格帯の製品は、主に緊急時の応急処置や、小規模な浸水対策に適しています。

代表的な製品としては、吸水性土のうや簡易止水シートなどがあります。 吸水性土のうは、水を吸収して膨らむタイプの製品で、1袋あたり約400円から800円程度で購入可能です。 従来の砂を入れた土のうと比較して、軽量でコンパクトに保管できる点が大きなメリットといえます。

製品タイプ価格目安特徴
吸水性土のう約400〜800円/袋軽量、保管しやすい
簡易止水シート約5,000〜8,000円設置が簡単
土のう袋(従来型)約100〜300円/枚安価だが砂が必要

ただし、低価格帯の製品には注意すべき点もあります。 止水性能が本格的な止水板と比較して低いため、大量の浸水には対応しきれない可能性があります。 また、繰り返し使用できる回数が限られている製品も多く、長期的に見るとコストがかさむ場合もあるでしょう。 そのため、低価格帯の製品は、あくまでも緊急時の備えや補助的な浸水対策として活用することをおすすめします。

中価格帯(1万〜5万円)の止水板

中価格帯の止水板は、約1万円から5万円程度の価格帯に位置する製品です。 この価格帯になると、繰り返し使用できる本格的な止水板が選択肢に入ってきます。

中価格帯で人気のある製品には、折りたたみ式の止水シートや組み立て式のパネルタイプがあります。 たとえば、折りたたみ式の止水シートは3枚セットで約2万円から2万5,000円程度で販売されています。 使用しないときはコンパクトに折りたたんで保管でき、必要なときにすぐに設置できる利便性が魅力です。

この価格帯の製品には、以下のような特徴があります。

  • 繰り返し使用できる耐久性を備えている
  • 水圧を利用して止水するシンプルな構造
  • 特別な工具なしで設置が可能
  • 家庭用から小規模店舗まで対応可能

中価格帯の止水板は、一般家庭や小規模な店舗の浸水対策として最もバランスがよい選択肢といえます。 初期費用を抑えながらも、ある程度の止水性能を確保したい方に適しています。 ただし、設置できる間口の幅や対応できる水位に制限がある製品も多いため、購入前に仕様をしっかり確認することが大切です。

高価格帯(5万円以上)の止水板

高価格帯の止水板は、5万円以上の製品が該当し、なかには数十万円を超えるものもあります。
この価格帯の製品は、高い止水性能と耐久性を兼ね備えた本格的な浸水対策用の設備です。

代表的な製品としては、アルミニウム製の脱着式止水板があります。
アルミ製止水板は、製品サイズによって価格が大きく変動します。
たとえば、高さ350mmで幅1,000mmの製品であれば5万円台から購入できますが、高さ550mmで幅2,000mmの製品になると14万円以上になることもあります。

サイズ(高さ×幅)価格目安(税込)重量
350mm×1,000mm50,600円〜約4kg
450mm×1,000mm63,800円〜約6kg
550mm×1,000mm77,000円〜約7kg
350mm×2,000mm96,800円〜約9kg
450mm×2,000mm119,900円〜約11kg
550mm×2,000mm141,900円〜約14kg

高価格帯の止水板は、JIS規格に基づいた高い止水性能を持っています。
たとえば、Ws-3クラス相当の製品であれば、1時間あたり1平方メートルあたりの漏水量が20リットル以下という優れた性能を発揮します。
これは、従来の土のうと比較して約100倍の止水性能に相当します。

また、高価格帯の製品は耐久性にも優れており、適切なメンテナンスを行えば10年以上使用できるものが多いです。 初期費用は高くなりますが、長期的なコストパフォーマンスを考慮すると、むしろ経済的な選択となる場合もあります。 商業施設や工場、マンションのエントランスなど、本格的な浸水対策が必要な場所には、高価格帯の止水板が適しています。

止水板の費用を左右する要因

止水板の価格は、単純に製品のグレードだけで決まるわけではありません。 材質、サイズ、設置タイプなど、さまざまな要因が複合的に影響して最終的な費用が決定します。 ここでは、止水板の費用を左右する主な要因について詳しく解説していきます。 これらの要因を理解することで、予算に合った最適な製品を選びやすくなるでしょう。

材質による価格差

止水板の価格に最も大きな影響を与える要因のひとつが材質です。 使用されている素材によって、耐久性や止水性能、そして価格が大きく異なります。

止水板に使用される主な材質には、塩化ビニル樹脂、アルミニウム合金、ステンレス、ゴムなどがあります。 塩化ビニル樹脂製の製品は比較的安価で、1万円から2万円程度で購入できるものが多いです。 一方、アルミニウム合金製の製品は5万円から15万円程度と高価になりますが、軽量で耐食性に優れているという特徴があります。

材質価格帯メリットデメリット
塩化ビニル樹脂1万〜3万円安価、加工しやすい耐久性がやや低い
アルミニウム合金5万〜15万円軽量、耐食性が高い価格が高め
ステンレス10万〜30万円耐久性が非常に高い重量がある
ゴム製5,000〜2万円柔軟性がある紫外線で劣化しやすい

材質を選ぶ際には、設置場所の環境も考慮することが重要です。 たとえば、海の近くで塩害の影響を受けやすい場所であれば、耐食性の高いアルミニウム合金やステンレス製の製品が適しています。 また、紫外線が当たりやすい屋外に長期間設置する場合は、紫外線に強い素材を選ぶ必要があります。 初期費用だけでなく、使用環境に適した材質を選ぶことで、長期的なコストを抑えることができるでしょう。

サイズと対応水位

止水板のサイズと対応できる水位も、価格を大きく左右する要因です。 当然ながら、大きいサイズの製品や、高い水位に対応できる製品ほど価格は高くなります。

止水板のサイズは、主に「高さ」と「幅」の2つの要素で決まります。 高さは想定される浸水深に応じて選ぶ必要があり、一般的な製品では150mmから550mm程度のものが多いです。 幅は設置する間口のサイズに合わせて選び、500mmから3,000mm程度の範囲で対応している製品が一般的です。

以下のような点を考慮してサイズを決定することをおすすめします。

  • 過去の浸水被害の記録や、ハザードマップで想定される浸水深を確認する
  • 設置場所の間口の幅を正確に測定する
  • 将来的な拡張の可能性も考慮する
  • 複数の止水板を連結して使用する場合は、連結方法も確認する

また、止水板を2段に積み重ねることで、より高い水位に対応できる製品もあります。 たとえば、高さ550mmの止水板を2段重ねにすることで、浸水深1.1mまで対応可能になる製品もあります。 ただし、2段重ねで使用する場合は、それに対応した支柱や固定方法が必要となり、追加の費用が発生することを覚えておきましょう。

設置タイプの違い

止水板の設置タイプによっても、製品の価格や導入にかかる総費用は大きく変わります。 主な設置タイプとしては、簡易設置型、落とし込み型、マグネット型、固定工事型の4種類があります。

簡易設置型は、土のうのように地面に置くだけで使用できるタイプです。 特別な工事が不要なため、製品価格だけで導入できる点がメリットですが、止水性能は他のタイプと比較して低くなります。

落とし込み型は、あらかじめ設置した支柱の間にパネルを落とし込んで使用するタイプです。 支柱の設置工事が必要になりますが、高い止水性能を発揮できます。 ノブボルトやハンドルで固定する方式があり、設置の手軽さと止水性能のバランスがよい選択肢といえるでしょう。

設置タイプ製品価格目安工事の要否止水性能
簡易設置型5,000〜3万円不要低〜中
落とし込み型5万〜20万円必要
マグネット型5万〜15万円不要(磁性板の取付のみ)中〜高
固定工事型10万〜50万円必要非常に高

マグネット型は、比較的新しいタイプの止水板で、磁石の力で固定します。 建物側にステンレス製の磁性板を取り付けるだけで済むため、大がかりな工事が不要な点が特徴です。 平常時の建物外観にほとんど影響を与えないというメリットもあります。

設置タイプを選ぶ際には、製品価格だけでなく、工事費用も含めた総費用で比較することが大切です。 また、緊急時にどれだけ素早く設置できるかという点も、重要な選択基準となります。

止水板の選び方のポイント

止水板を選ぶ際には、価格だけでなく、さまざまな観点から総合的に判断することが大切です。 せっかく導入した止水板が、いざというときに使いにくかったり、設置場所に合わなかったりしては意味がありません。 ここでは、止水板を選ぶ際に押さえておくべき3つのポイントについて詳しく解説します。 これらのポイントを参考に、ご自身の状況に最適な製品を見つけてください。

設置場所と使い勝手で選ぶ

止水板を選ぶうえで最も重要なのは、設置場所に適した製品を選ぶことです。 玄関ドア、シャッター、ガレージなど、設置場所によって適した製品タイプは異なります。

まず確認すべきは、設置場所の間口の幅と形状です。 間口が2m以下であれば1枚の止水板で対応できますが、シャッターのように3mを超える開口部には、中間支柱を使って複数の止水板を連結する必要があります。 また、設置場所が屋内側か屋外側かによっても、選べる製品が変わってきます。

使い勝手の面では、以下の点をチェックすることをおすすめします。

  • 1人で設置できるかどうか(製品の重量)
  • 設置にかかる時間(緊急時に対応できるか)
  • 設置に特別な工具が必要かどうか
  • 設置したまま扉の開閉ができるか

緊急時には素早く設置できることが重要です。 たとえば、アルミ製の止水板であれば、高さ550mm、幅2,000mmのサイズでも重量は約14kgと軽量で、大人1人でも持ち運びが可能です。 設置時間も1分程度で完了できる製品を選ぶと、急な大雨にも対応しやすくなります。

また、外開きの扉に設置する場合は、止水板を屋内側に設置できるタイプを選ぶことで、止水板を設置したままでも扉の開閉が可能になります。 設置場所の条件をしっかり確認し、実際の使用シーンをイメージしながら製品を選ぶことが大切です。

耐久性とメンテナンス性で選ぶ

止水板は長期間にわたって使用する設備です。 そのため、耐久性とメンテナンスのしやすさも重要な選択基準となります。

耐久性の面では、製品の材質と構造がポイントになります。 アルミニウム合金製の止水板は、トラックの荷台に使われているものと同じ中空構造の部材を使用しているものがあり、軽くて丈夫で耐久性にも優れています。 適切に保管・メンテナンスを行えば、10年以上使用できる製品も少なくありません。

メンテナンス性については、以下の点を確認しておくとよいでしょう。

確認項目チェックポイント
保管方法直射日光や雨を避けて保管できるか
清掃のしやすさ使用後に水洗いで汚れを落とせるか
消耗部品の交換止水ゴムなどの消耗部品が交換可能か
点検の頻度年に何回程度の点検が必要か

特に重要なのは、止水ゴム(パッキン)の状態です。 止水ゴムは経年劣化するため、10年から15年を目安に交換が必要になります。 購入前に、止水ゴムの交換が可能かどうか、交換費用はどのくらいかを確認しておくと安心です。

また、メーカー保証の内容も重要なチェックポイントです。 1年間のメーカー保証が付いている製品であれば、万が一不具合が生じた場合でも無償で修理・交換の対応を受けられます。 保証期間経過後のサポート体制についても、事前に確認しておくことをおすすめします。

デザインと景観への配慮

止水板は建物の外観に影響を与える設備でもあります。 特に店舗や住宅のエントランスに設置する場合は、デザインや景観への配慮も選択の重要なポイントとなります。

常時設置型の止水板は、建物の外観を大きく変えてしまう可能性があります。 そのため、近年では脱着式の止水板が人気を集めています。 脱着式であれば、平常時は止水板を取り外して保管しておき、必要なときだけ設置することができます。

景観への影響を最小限に抑えたい場合は、以下のような製品がおすすめです。

  • マグネット式:建物側に取り付ける磁性板が目立ちにくい
  • 落とし込み式:支柱部分のみが見える程度
  • アルミ製:サッシと同じ素材で建物と調和しやすい

特にマグネット式の止水板は、建物側にステンレス製の磁性板を取り付けるだけで済むため、平常時の建物外観にほとんど影響を与えません。 見た目を重視する店舗やマンションのエントランスなどに適した選択肢といえるでしょう。

また、止水板の色やデザインも製品によってさまざまです。 アルミの質感を活かしたシルバー系のものや、ブラック、ブルーなどカラーバリエーションがある製品もあります。 建物の外観や周囲の景観に合わせて、違和感のない製品を選ぶことで、浸水対策と美観の両立が可能になります。

止水板の購入方法と費用比較

止水板を購入する方法はいくつかあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。 購入方法によって価格やサポート内容が異なるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。 ここでは、インターネット通販、実店舗、専門業者という3つの購入方法について、費用面を中心に比較していきます。

インターネット通販で購入する場合

インターネット通販は、止水板を購入する最も手軽な方法です。 大手通販サイトやメーカー直販サイトから、さまざまな製品を比較検討して購入することができます。

インターネット通販で購入するメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 自宅にいながら多くの製品を比較できる
  • 価格の比較がしやすい
  • 24時間いつでも注文が可能
  • レビューや口コミを参考にできる

価格面では、大手通販サイトでは簡易的な止水板が5,000円程度から、本格的なアルミ製止水板が10万円前後で販売されています。 送料が含まれている場合と別途かかる場合があるため、購入前に確認することが重要です。

購入先価格帯送料設置サポート
大手通販サイト5,000〜15万円別途または込みなしの場合が多い
メーカー直販サイト5万〜20万円別途が多い相談可能な場合あり
専門通販サイト2万〜30万円別途が多いオプションで対応

ただし、インターネット通販にはデメリットもあります。 実物を確認できないため、サイズ感や質感がイメージと異なる場合があります。 また、設置工事が必要な製品の場合、別途業者を手配する必要があり、手間がかかることもあります。 簡易設置型の止水板であればインターネット通販での購入がおすすめですが、本格的な止水板を検討している場合は、他の購入方法も検討するとよいでしょう。

ホームセンターなど実店舗で購入する場合

ホームセンターや防災用品専門店などの実店舗でも、止水板を購入することができます。 実物を確認してから購入できる点が、実店舗で購入する最大のメリットです。

実店舗では、止水板の質感や重さを実際に手に取って確認できます。 また、店舗スタッフに製品の特徴や使い方について直接質問できるため、初めて止水板を購入する方でも安心です。 設置場所のサイズや状況を伝えれば、適した製品を提案してもらえることもあります。

実店舗で購入する場合の特徴は以下のとおりです。

  • 実物を確認してから購入できる
  • スタッフに相談しながら選べる
  • その場で持ち帰れる製品もある
  • ポイントカードなどの特典を利用できる場合がある

ただし、実店舗で取り扱っている製品の種類には限りがあります。 特に本格的なアルミ製止水板は、一般的なホームセンターでは取り扱いが少ない傾向にあります。 簡易的な土のうや止水シートは比較的多く取り扱われていますが、高性能な止水板を探している場合は、事前に在庫を確認してから来店することをおすすめします。

価格面では、インターネット通販と比較してやや高めになる傾向があります。 ただし、送料がかからない点や、不具合があった場合に店舗で対応してもらいやすい点を考慮すると、総合的なコストは大きく変わらない場合もあります。

専門業者に依頼する場合

止水板の開発・販売を行っている専門業者に依頼する方法もあります。 本格的な浸水対策を検討している場合は、専門業者への相談が最も確実な方法といえるでしょう。

専門業者に依頼する最大のメリットは、設置場所に最適な製品を提案してもらえることです。 止水板の専門家が、建物の構造や設置環境、想定される浸水リスクなどを総合的に判断して、適切な製品を選定してくれます。 また、現地調査から設置工事、アフターサポートまで一貫して対応してもらえる点も安心です。

項目インターネット通販実店舗専門業者
価格安めやや高め製品による
製品の種類多い限定的豊富
相談・サポート限定的店舗による充実
設置工事別途手配別途手配一括対応可
現地調査なしなし対応可能

費用面では、製品価格に加えて、現地調査費や設置工事費がかかる場合があります。 ただし、現地調査は無料で対応してくれる業者も多いため、まずは相談してみることをおすすめします。 見積もりを取得することで、総費用を把握したうえで導入を検討することができます。

専門業者に依頼する場合は、製品の品質や施工実績、アフターサポートの内容などを比較検討することが大切です。 複数の業者から見積もりを取得し、価格だけでなくサービス内容も含めて総合的に判断するとよいでしょう。

止水板の設置費用と維持コスト

止水板の導入を検討する際には、製品価格だけでなく、設置費用や維持コストまで含めたトータルコストを把握しておくことが重要です。 思わぬ追加費用が発生して予算をオーバーしてしまう、ということがないように、事前に費用の全体像を理解しておきましょう。 ここでは、導入時にかかる費用の内訳と、定期メンテナンスの費用目安について詳しく解説します。

導入時にかかる費用の内訳

止水板を導入する際には、製品本体の価格以外にもさまざまな費用が発生する可能性があります。 総費用を正確に把握するためには、それぞれの費用項目を理解しておくことが大切です。

導入時にかかる主な費用項目は以下のとおりです。

費用項目内容費用目安
製品本体価格止水板パネル、支柱など5万〜20万円
送料製品の配送費用数千円〜数万円
現地調査費設置場所の下見・測量無料〜数万円
設置工事費支柱の取付、基礎工事など数万円〜10万円以上
特注部品費設置場所に合わせた加工など別途見積もり

製品本体の価格は、サイズや材質、設置タイプによって大きく異なります。 たとえば、高さ550mm、幅2,000mmのアルミ製止水板であれば、パネル単体で約14万円程度です。 これに支柱が加わると、法人向けの施工事例では約31万円(税抜、支柱含む、送料・設置工事費用等を除く)という価格帯になります。

送料は製品のサイズや配送先によって変動します。 大型の止品については、送料だけで数万円かかる場合もあるため、事前に確認しておくことが重要です。

設置工事費は、製品タイプや設置場所の状況によって大きく異なります。 簡易設置型やマグネット型のように工事が不要な製品であれば、設置工事費はかかりません。 一方、落とし込み型のように支柱の取付工事が必要な製品の場合は、数万円から10万円以上の工事費が発生することがあります。 また、設置場所の床面や壁面の状況によっては、追加の基礎工事が必要になる場合もあります。

定期メンテナンスの費用目安

止水板を長期間使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。 メンテナンスを怠ると、いざというときに十分な止水性能を発揮できない恐れがあります。

年に1回から2回程度の点検を行い、止水板の状態を確認することが推奨されています。 点検の際には、以下の項目をチェックするとよいでしょう。

  • 止水ゴム(パッキン)の劣化状態
  • パネルや支柱のひび割れ、変形
  • 固定金具のゆるみや腐食
  • 保管場所の環境(直射日光、湿気など)

特に重要なのが止水ゴムの状態です。 止水ゴムは経年劣化するため、著しく劣化している場合は交換が必要になります。 一般的に、止水ゴムの耐用年数は10年から15年程度とされています。 直射日光や雨が当たらない場所に保管することで、劣化を抑えて長く使用することができます。

止水ゴムの交換は有償対応となることが多く、費用はメーカーや製品によって異なります。 交換費用の目安としては、数千円から数万円程度を見込んでおくとよいでしょう。 購入前に、消耗部品の交換費用や手配方法についても確認しておくと安心です。

また、使用後のお手入れも大切です。 止水板を使用した後は、水道水で汚れを洗い流し、十分に乾燥させてから保管することが推奨されています。 アルミ製の止水板は中空構造になっているものがあり、中空部分にも水が入り込むことがあるため、しっかりと水を抜いて乾燥させることが重要です。 適切な保管とメンテナンスを行うことで、止水板を長期間にわたって良好な状態で使用することができます。

止水板導入の流れ

止水板の導入を検討している方のなかには、具体的にどのような流れで進めればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。 ここでは、止水板を導入する際の一般的な流れについて、見積り依頼から設置完了までのステップを詳しく解説します。 全体の流れを把握しておくことで、スムーズに導入を進めることができるでしょう。

見積り依頼から現地調査まで

止水板の導入は、まず見積り依頼から始まります。 メーカーや販売業者のウェブサイト、電話、メールなどから問い合わせを行います。

見積り依頼の際には、以下の情報を準備しておくとスムーズです。

  • 設置予定場所の写真(正面、左右、床面など)
  • 間口の幅(開口部の横幅)
  • 止めたい水の高さ(想定される浸水深)
  • 設置場所の状況(屋内側か屋外側か、扉の開き方など)

これらの情報があれば、設置の可否と概算見積もりを回答してもらえます。 多くの業者では、概算見積もりまでは無料で対応しています。

概算見積もりの内容に納得できれば、現地調査へと進みます。 現地調査では、専門スタッフが実際に設置場所を訪問し、詳細な測量や壁面・床面の構造確認を行います。 現地調査の結果に基づいて、最適な製品仕様や設置方法が決定されます。

ステップ内容所要期間
問い合わせ電話・メール・ウェブから連絡即日〜数日
ヒアリング設置場所の情報を確認即日〜数日
概算見積もり写真・サイズから概算を算出1〜4日程度
現地調査専門スタッフによる訪問調査3〜14日程度で日程調整

現地調査は全国対応している業者が多く、一部地域を除いてどこでも対応可能な場合がほとんどです。 現地調査の費用は無料の業者もありますが、別途費用がかかる場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

製品選定から設置完了まで

現地調査の結果に基づいて、最適な製品の提案と正式な見積書が提出されます。 見積もりの内容を確認し、納得できれば正式に注文を行います。

製品は基本的に注文後の製作となるため、納期には余裕を持っておく必要があります。 一般的な製品であれば、注文から納品まで約30日から45日程度、場合によっては約2か月程度かかることもあります。 台風シーズンなど浸水リスクが高まる時期の前に導入を完了させたい場合は、早めに検討を始めることをおすすめします。

製品の納品後、設置工事が行われます。 設置工事の流れは以下のとおりです。

  • 詳細な現場測量と図面作成
  • 施工準備(資材の搬入など)
  • 支柱の取付工事(落とし込み型の場合)
  • 止水板の設置と調整
  • 取付設置説明会(使い方の説明)

設置工事が完了したら、お客様立ち会いのもとで取付設置方法の説明が行われます。 実際に止水板の設置と取り外しを体験し、緊急時に備えて操作方法を習得しておくことが大切です。 説明を受けて問題がなければ、引渡しとなります。

なお、簡易設置型やマグネット型のように、業者による設置工事が不要な製品もあります。 これらの製品であれば、納品後にご自身で取付作業を行うことができ、導入までの期間を短縮することも可能です。 ただし、取付方法を正しく理解し、確実に設置できるようにしておくことが重要です。

コストパフォーマンスが良い止水板は「水用心」

止水板の導入を検討する際、「できるだけ費用を抑えながらも、高い止水性能を確保したい」と考える方は多いのではないでしょうか。 そのような方におすすめなのが、国内シェアNo.1のアルミメーカーUACJが製造する脱着式アルミ止水板「水用心」です。

「水用心」は、高い止水性能と導入しやすい価格を両立した製品として、多くの企業や個人に採用されています。 その秘密は、国内自社工場での一貫生産にあります。 原材料の調達から製造、品質管理まで全工程を最適化することで、中間マージンを排除し、他社製止水板と比較して約20%から90%のコストカットを実現しています。

「水用心」の主な特徴をまとめると、以下のとおりです。

  • 土のうの約100倍の止水性能(JIS A 4716 Ws-3クラス相当)
  • 軽量設計(高さ550mm×幅2,000mmで約14kg)で大人1人でも設置可能
  • 特別な工具不要、約1分で設置完了
  • 京都大学との共同実験で性能を実証済み
  • 安心の1年間メーカー保証付き

止水性能については、JIS A 4716 Ws-3クラス相当の性能を有しており、1時間あたり1平方メートルあたりの漏水量が20リットル以下という優れた数値を実現しています。 これは、従来の土のうと比較して約100倍の止水性能に相当します。

また、「水用心」は設置方法のバリエーションも豊富です。 ダブルクリップ仕様、落とし込み(ノブボルト)仕様、落とし込み(ハンドル)仕様、マグネット仕様の4種類から、設置場所や用途に合わせて最適な方式を選ぶことができます。 特にマグネット仕様は、業者による取付工事が不要で、個人でも取付作業が可能なため、導入コストをさらに抑えることができます。

「水用心」の導入を検討されている方は、まずは設置予定場所の写真と間口のサイズをご連絡ください。 専門スタッフが設置の可否と概算見積もりを無料で回答いたします。 写真だけでは設置可否の判断が難しい場合は、全国どこでも現地調査に伺いますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

止水板の費用は、製品のタイプや材質、サイズ、設置方式によって大きく異なります。 低価格帯(1万円以下)は緊急時の応急処置向け、中価格帯(1万〜5万円)は一般家庭や小規模店舗向け、高価格帯(5万円以上)は本格的な浸水対策が必要な施設向けと、それぞれ適した用途があります。

止水板を選ぶ際には、価格だけでなく、設置場所との適合性、使い勝手、耐久性、デザインなど、さまざまな観点から総合的に判断することが大切です。 また、製品本体の価格だけでなく、送料、設置工事費、維持コストまで含めたトータルコストを把握しておくことで、予算オーバーを防ぐことができます。

購入方法としては、インターネット通販、実店舗、専門業者への依頼という3つの選択肢があります。 本格的な止水板の導入を検討している場合は、専門業者に相談することで、設置場所に最適な製品の提案から設置工事まで一貫したサポートを受けることができます。

コストパフォーマンスを重視する方には、国内シェアNo.1のアルミメーカーが製造する「水用心」がおすすめです。 自社工場での一貫生産により、高い止水性能と導入しやすい価格を両立しています。

浸水被害は、いつ発生するかわかりません。 大切な住まいや財産を守るためにも、この記事を参考に、ご自身の状況に合った止水板の導入を検討してみてはいかがでしょうか。 まずは無料の概算見積もりから、お気軽にお問い合わせください。