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特別養護老人ホームのエレベーターに止水板を設置した浸水対策事例

クライアント名特別養護老人ホーム U 様
所在地静岡県
施工期間1日
箇所数1 箇所
設置場所エレベーター
間口cm
高さcm
費用目安お問い合わせください
施工者三恵工業

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設置導入の背景

近年、台風や集中豪雨による浸水被害が各地で相次いでおり、静岡県内でも大雨への備えが施設運営の課題となっています。今回のクライアントである特別養護老人ホームでは、エレベーターの浸水対策が課題となっていました。エレベーターは車いすやストレッチャーでの入居者の階間移動に欠かせない設備ですが、乗降口から水が入り込むと昇降路の底や下階へ水が流れ込み、故障や停止を招くおそれがあります。要介護度の高い入居者を多くお預かりする施設として、災害時にもエレベーターを守り、避難や介助の動線を確保するため、着脱式止水板の導入をご検討いただきました。

Before construction

施工前の状態

浸水対策を行うエレベーター乗降口は、廊下の床面とほぼフラットで段差がなく、いったん館内へ水が入り込めば、そのまま昇降路へ流れ込みやすい状態でした。エレベーターは入居者やスタッフが日常的に使用する主要な動線であるため、恒久的に塞ぐことはできません。また、乗降口という限られたスペースで、緊急時に施設スタッフだけですばやく確実に水をせき止められる仕組みが求められていました。土のうなどでの対応は設置に人手と時間がかかり、有事の際に迅速に対応するのは容易ではありません。

Before construction

施工内容

エレベーター乗降口の1箇所に、アルミ製の着脱式止水板「水用心(UACJ)」を設置しました。乗降口の両側に支柱を固定し、パネルを差し込んでレバー(締付)ハンドルでしっかり固定する構造で、パネルとフレームを密着させて止水します。今回はパネルを2段に積み重ね、想定される浸水に対して十分な高さの止水ラインを確保しました。軽量なアルミ製のため短時間で設置・撤去でき、平常時はパネルを取り外して普段どおりエレベーターを利用できます。乗降口の間口・高さに合わせて製作し、施工は1日で完了。施設の運営を止めることなく浸水対策を導入いただけました。

manager

現場施工管理者からのコメント

浸水対策専門家(一級建築施工管理技士:監理技術者)
酒井啓且

エレベーターは入居者の皆さまの移動に欠かせない設備なので、確実に水を止められることに加え、故障や停止といった二次的な被害を防ぐことを重視してご提案しました。乗降口は限られたスペースですが、緊急時にスタッフの方が迷わず設置できる扱いやすさも大切にしています。今回はパネルを2段に重ねてしっかりとした高さを確保しました。現地を丁寧に採寸し、日常の利用を妨げない形で納めることができたと感じています。大切な入居者の暮らしと動線を水害から守るお手伝いができ、大変うれしく思います。