止水板は工事不要で設置できる?選び方と浸水対策のポイント

近年、台風やゲリラ豪雨による浸水被害が全国で深刻化しています。

国土交通省の統計によると、水害による年間被害額は約1兆円を超える年も珍しくありません。

自宅や店舗の浸水対策として「止水板」に関心を持つ方が増えていますが、設置に大がかりな工事が必要なのではと不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

じつは、止水板には工事不要で設置できるタイプがあり、必要なときにすぐ使えるため、個人住宅から店舗・倉庫まで幅広く導入が進んでいます。

ただし、工事不要タイプにもさまざまな種類があり、設置場所や求める防水性能によって最適な製品は異なります。

この記事では、止水板の基本知識から工事不要タイプの種類・選び方・設置場所ごとの対策・導入時の注意点まで、浸水対策に必要な情報を網羅的に解説します。

はじめて止水板を検討する方でも最適な製品を選べるよう、わかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。

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止水板の基本|仕組みと浸水を防ぐ役割

まず、止水板とはどのような製品なのか、基本的な仕組みや役割について確認していきましょう。

浸水対策にはさまざまな方法がありますが、止水板は物理的に水をせき止めるシンプルな仕組みで高い効果を発揮します。

止水板を正しく選ぶためには、まず工事が必要なタイプと工事不要タイプの違いを理解することが大切です。

止水板とは?水害から建物を守る仕組み

止水板とは、大雨や台風などによる浸水を防ぐために、建物の出入口や車庫、地下への入口などに設置する防水設備のことです。

地面から流れ込む水を物理的に遮断し、室内への浸水被害を最小限に食い止める役割を持っています。

素材にはアルミニウム合金や樹脂、ゴムなどが使われており、設置場所の幅や高さに合わせてサイズを選ぶことができます。

止水板の防水性能はJIS A 4716という規格で等級が定められており、Ws-1からWs-6まで6段階に分かれています。

等級が高いほど漏水量が少なく、より高い止水性能を持つことを意味します。

等級漏水量 [ℓ/(h・m²)]
Ws-150ℓ超え 200ℓ以下
Ws-220ℓ超え 50ℓ以下
Ws-310ℓ超え 20ℓ以下
Ws-44ℓ超え 10ℓ以下
Ws-51ℓ超え 4ℓ以下
Ws-61ℓ以下

もともとは商業施設やビルなどの大規模建物で採用されることが多かった止水板ですが、近年は一般住宅向けの製品も充実しています。

水害リスクへの意識が高まるなか、個人の防災対策として止水板を導入する家庭も増加傾向にあります。

工事が必要なタイプと工事不要タイプの違い

止水板は大きく分けて「工事が必要なタイプ」と「工事不要なタイプ」の2種類があります。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、設置場所や使用目的に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。

比較項目工事必要タイプ工事不要タイプ
設置方法専門業者による施工自分で設置・撤去が可能
止水性能高い(建物と一体化)製品により異なる
初期費用高い(施工費込み)比較的安い(材料費のみ)
導入までの期間数週間〜数か月購入後すぐに使用可能
賃貸での使用原則不可(原状回復が困難)可能(建物を傷つけない)
おもな用途ビル・公共施設・大規模店舗住宅・小規模店舗・賃貸物件

なお、止水板の工事には「事前工事」と「付帯工事」の2種類があることも知っておきましょう。

事前工事とは、止水板を設置するために必要な柱やレールなどの金物を取り付ける工事のことです。

一方、付帯工事とは金物の取り付けに伴う床面や壁面の解体・補修・仕上げ工事を指します。

メーカーのサイトで「工事不要」と記載されている場合でも、設置場所の条件によっては付帯工事が発生するケースがあるため、事前に確認しておくと安心です。

固定枠を設置する本格施工型の特徴

工事が必要なタイプの止水板は、出入口に専用の固定枠(レール・柱など)を設置して、パネルをはめ込む本格的な方式です。

建物の構造と一体化するため、高い止水性能を長期間にわたって維持できるのが大きな特徴です。

おもにビルや公共施設、工場など、浸水した場合の被害額が大きい場所に採用されています。

ただし、設置には専門業者による施工と数十万円〜の費用がかかるため、導入前にしっかりと検討する必要があります。

加えて、施工には数週間から数か月の期間を要することもあるため、台風シーズン前に余裕をもって計画を進めることが大切です。

置くだけで使える簡易設置型の特徴

工事不要タイプの止水板は、固定枠を設けず工具なしで設置できる簡易モデルです。

軽量で持ち運びやすく、必要なときだけ取り付けて使用後はすぐに撤去できるのが魅力です。

製品によっては大人1人でわずか数分で設置完了できるものもあり、急な豪雨にも素早く対応できます。

建物に傷をつけないため、賃貸住宅やテナント物件でも安心して使えるのもメリットのひとつです。

家庭用の防災グッズとして常備しておけば、浸水リスクが高まったときにすぐに取り出して設置できます。

近年はデザイン性に優れた製品も増えており、店舗の外観を損なわずに浸水対策ができる点も支持されています。

工事不要の止水板が選ばれる理由

工事不要タイプの止水板は、なぜ多くの家庭や店舗で選ばれているのでしょうか。

ここでは、工事不要タイプならではの4つのメリットを詳しく解説します。

初期費用を大幅に抑えられる

工事不要タイプの止水板は施工費がかからないため、導入コストを大幅に抑えることができます。

工事が必要なタイプでは、製品代に加えて施工費用が数十万円かかるケースも珍しくありません。

一方、工事不要タイプなら材料費のみで済むため、家庭や小規模店舗でも手軽に導入が可能です。

たとえば、幅1mで高さ350mmのアルミ製止水板であれば、5万円前後から購入できる製品もあります。

限られた予算でも確実な浸水対策を始められるのは、コストパフォーマンスに優れた工事不要タイプならではの強みです。

賃貸物件や店舗にも導入しやすい

固定工事をおこなわないため、賃貸住宅やテナント物件でも安心して設置できます。

壁や床に穴を開けたりアンカーを打ち込んだりする必要がないため、建物を傷つける心配がありません。

撤去後の原状回復も簡単で、退去時のトラブルを防ぐことができます。

契約上の制約が多い物件でも柔軟に導入できる点が、賃貸にお住まいの方やテナントを運営する事業者から支持されています。

とくに飲食店や小売店などでは、営業を続けながら浸水対策ができるため、ビジネスへの影響を最小限に抑えられます。

緊急時にすぐ設置・撤去できる

工事不要の止水板は工具不要で数分以内に設置できる製品が多く、急な豪雨にも即座に対応できます。

台風の接近情報を確認してからでも、十分に間に合うスピード感が大きな魅力です。

軽量設計のため高齢者や女性でも扱いやすく、防災グッズの一環として常備する家庭も増えています。

使用後は水洗いして乾燥させるだけで片付けが完了するため、撤去にも手間がかかりません。

梅雨や台風シーズンなど、浸水リスクが高まる時期にだけ設置し、それ以外のときは収納しておくといった柔軟な運用が可能です。

土嚢と比べて軽量で繰り返し使える

従来の浸水対策として広く使われてきた土嚢ですが、準備と後片付けの手間が大きいのが課題です。

比較項目土嚢(土のう)止水板(工事不要タイプ)
1つあたりの重さ約20kg〜25kg約4kg〜19kg(製品による)
設置にかかる時間数十分〜数時間数分〜10分程度
使用後の処理乾燥・廃棄が困難水洗いして保管(繰り返し使用可能)
保管スペース大きい(場所を取る)コンパクトに収納可能
長期コスト毎回購入・廃棄が必要繰り返し使えて経済的

土嚢は1袋あたり約20kg〜25kgと非常に重く、間口を塞ぐためには何十個も運んで積み上げなければなりません。

さらに、使用後の土嚢は汚泥を含んでおり、多くの自治体では一般ごみとして回収してもらえないケースもあります。

その点、工事不要タイプの止水板なら軽量で何度も繰り返し使えるため、長期的に見て経済的です。

見た目もスマートで、店舗のエントランスに設置しても景観を損なわないのもうれしいポイントです。

工事不要で設置できる止水板の種類と特徴

工事不要の止水板にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や適した設置場所が異なります。

ここでは代表的な4つのタイプを紹介しますので、ご自身の環境に合った製品を見つける参考にしてください。

簡易パネル式

簡易パネル式は、アルミや樹脂製のパネルを組み合わせて設置するタイプです。

しっかりした構造で防水性能が高く、玄関口や店舗の出入口などに適しています。

軽量設計のため大人1人でも取り扱いやすく、繰り返し使用できる点も人気の理由です。

製品によってはパネルを2段に重ねて高さを増やせるものもあり、想定する浸水深に合わせて柔軟に対応できます。

ダブルクリップやノブボルトで固定する方式など、設置方法のバリエーションも豊富で、設置場所の条件に合わせて選べるのも強みです。

膨張式(止水袋タイプ)

膨張式は、水を吸収して膨らむ素材を利用した止水板です。

ふだんは軽くコンパクトに保管でき、使用時に水を含ませるだけで自動的に膨張して水をせき止めます。

段差や隙間にもフィットしやすく、価格も比較的安いため、家庭用の簡易止水対策として広く普及しています。

ただし、パネル式と比べると止水性能はやや劣るため、軽度の浸水対策として使うのが適しています。

保管時に場所をとらないので、マンションのベランダや物置にも気軽にストックしておけます。

ゴム製・シートタイプ

ゴム製・シートタイプは、柔軟なゴムやPVC素材を使用して床面に密着させて水の侵入を防ぐタイプです。

軽量で扱いやすく、設置も短時間で完了するため、緊急時の対応に向いています。

車庫や倉庫の出入口など、広い間口をカバーしたい場所にも適しているのが特徴です。

ゴムボートと同じ素材を使用した耐久性の高い製品もあり、繰り返しの使用にも耐えられます。

多少のデコボコがある地面でも素材がなじんで密着するため、砂利面やコンクリートの段差がある場所でも効果を発揮しやすい利点があります。

マグネット・粘着固定タイプ

マグネット・粘着固定タイプは、磁力や粘着テープを利用して金属製のドアや壁面に直接取り付ける方式の止水板です。

取り付け跡が残りにくく、繰り返し使用してもメンテナンスが簡単なのが魅力です。

おもに金属製のドアやシャッター周辺の止水対策に適しています。

建物側にはステンレス製の磁性板を取り付けるだけで済むため、ふだんの建物外観にほとんど影響を与えないのも大きなメリットです。

業者による取り付け工事が不要で、個人で作業できるタイプもあるため、導入のハードルが低い点も評価されています。

タイプおもな素材適した設置場所特徴
簡易パネル式アルミ・樹脂玄関・店舗入口高い防水性能、繰り返し使用可
膨張式(止水袋)吸水ポリマー住宅周辺・段差コンパクト保管、安価
ゴム製・シートゴム・PVC車庫・倉庫広範囲対応、柔軟性が高い
マグネット・粘着式磁石・粘着テープ金属ドア・シャッター外観を損なわない、跡が残りにくい

失敗しない止水板の選び方|導入前の確認ポイント

工事不要の止水板を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを事前に確認しておく必要があります。

ここでは、購入後に「失敗した」と後悔しないための5つのチェックポイントを紹介します。

設置場所の幅と高さを正確に測る

止水板を効果的に機能させるためには、設置する出入口や通路の幅と高さを正確に測ることが不可欠です。

サイズが合っていないと隙間から水が侵入してしまい、せっかくの対策が無意味になってしまいます。

とくに段差や傾斜のある場所は実際にメジャーで計測し、製品サイズとの適合性を確認しましょう。

幅の調整機能がついたタイプなら、多少の誤差にも対応できるため安心です。

計測の際は、床面の凹凸やドア枠の出っ張りなども忘れずにチェックしておくと、購入後のミスマッチを防げます。

求める防水性能を明確にする

止水板の製品ごとに耐水圧や止水高さは異なります

お住まいの地域のハザードマップや過去の浸水実績を参考にして、どの程度の浸水深に対応すべきかを事前に把握しておきましょう。

止水板の防水性能は前述のとおりJIS A 4716のWs等級で判断できます。

Ws-3クラス相当であれば、漏水量は1時間あたり20ℓ/m²以下と、実用上十分な止水性能を備えています。

公的な試験データや第三者機関による実証データが公開されている製品を選ぶと、より安心して導入できます。

重さや持ち運びのしやすさを比較する

止水板は緊急時に素早く設置する必要があるため、重さや持ち運びのしやすさも重要な選定ポイントです。

軽量タイプの製品であれば、女性や高齢者でも1人で簡単に設置できます

たとえば、アルミ製の止水板では高さ450mm×幅1,000mmのサイズで約6kgという軽さの製品もあります。

ただし、軽すぎると水圧で流されるリスクがあるため、安定性とのバランスを確認することも大切です。

中空構造で浸水時に水が入り込んで重くなる設計の製品なら、軽さと安定性を両立できます。

耐久性と繰り返し使用の可否を確認する

止水板は一度買えば終わりではなく、毎年のように繰り返し使用することが前提です。

そのため、素材の耐久性や接合部の強度をしっかりと確認しておきましょう。

アルミ製の止水板は耐食性に優れ、経年劣化しにくいのが特徴です。

止水ゴム(パッキン)の耐用年数も重要で、製品によっては10年〜15年程度の耐久性を持つものもあります。

使い捨てタイプと比べて初期費用は高くなりますが、長期的に見れば繰り返し使えるタイプのほうが経済的です。

購入前にメーカー保証の有無や保証期間も確認しておくと安心です。

費用対効果から最適な製品を見極める

止水板を選ぶ際は、単純な価格の安さだけでなく、どの程度の浸水を防げるかという効果面も含めて判断することが大切です。

安価な製品でも防水性能が不十分であれば浸水を防ぎきれず、結果的に被害額のほうが大きくなってしまう可能性があります。

サイズ(高さ×幅)参考価格(税込)重量
350mm × 1,000mm¥50,600〜約4kg
450mm × 1,000mm¥63,800〜約6kg
550mm × 1,000mm¥77,000〜約7kg
350mm × 2,000mm¥96,800〜約9kg
450mm × 2,000mm¥119,900〜約11kg
550mm × 2,000mm¥141,900〜約14kg

※上記は「水用心」の参考価格です。送料・設置工事費は含みません。

設置場所や用途に合ったコストパフォーマンスの高い製品を選びましょう。

複数の間口に設置する場合は、まとめて導入することで1か所あたりのコストを抑えられることもあります。

設置場所ごとの浸水対策|優先すべきポイント

止水板による浸水対策は、設置場所ごとに注意すべきポイントが異なります。

ここでは、とくに浸水リスクが高い3つの場所について、具体的な対策方法を解説します。

限られた予算や製品の枚数で効果を最大化するためにも、優先順位を考えて設置場所を選びましょう。

玄関・出入口の浸水リスクと対策

玄関や建物の出入口は、浸水被害がもっとも発生しやすい場所です。

道路から敷地内に流れ込んだ水が、ドアの隙間から室内に侵入するケースが多く報告されています。

玄関にはアルミ製の簡易パネル式止水板が適しており、ドア枠の幅に合ったサイズを選ぶことが重要です。

自動ドアの場合は、ドアの開閉を妨げない設置方法を選ぶ必要があるため、屋内側に設置できるタイプを検討するとよいでしょう。

店舗や企業の場合は、営業時間中でも設置・撤去が可能なタイプを選ぶと、業務への影響を最小限に抑えられます。

玄関に止水板の設置をご検討の方はこちらのサービスページをご覧ください

駐車場・ガレージへの導入方法

駐車場やガレージは間口が広く、地面レベルが低いため、浸水被害を受けやすい場所です。

車両や保管物品への被害を防ぐためにも、止水板の設置を優先的に検討しましょう。

幅が広い間口には、止水板を連結できるタイプや、ゴム製・シートタイプが適しています。

中間支柱を使用して複数の止水板パネルを連結すれば、幅3mを超えるシャッター前の開口部にも対応できます。

地下駐車場の場合はとくに浸水リスクが高いため、止水高さに余裕のある製品を選ぶことが大切です。

ガーレジに止水板の設置をご検討の方はこちらのサービスページをご覧ください

倉庫・地下への備え方

倉庫や地下は水が溜まりやすく、一度浸水すると排水に多大な時間とコストがかかります。

とくに地下室やエレベーター前は、水が流れ込む導線上にあるため、最優先で対策すべき場所です。

倉庫の出入口には高さ550mm以上の止水板を設置しておくと、ゲリラ豪雨レベルの浸水にも対応しやすくなります。

保管している商品や設備が浸水被害を受けた場合の損害額は非常に大きいため、止水板の導入費用は十分に回収できる投資といえます。

複数の出入口がある場合は、浸水リスクの高い箇所から優先的に設置し、段階的に対策範囲を広げていくのがおすすめです。

倉庫・工場に止水板の設置をご検討の方はこちらのサービスページをご覧ください

工事不要の止水板を導入する際の注意点

工事不要タイプの止水板は手軽に導入できますが、最大限の効果を発揮するためにはいくつかの注意点があります。

ここでは、導入前に知っておきたい3つのポイントを解説します。

保管スペースと管理方法を事前に決めておく

止水板を使わないときは適切な場所に保管しておく必要があります。

保管場所を事前に決めておかないと、いざというときに取り出しに手間取り、設置が遅れてしまう恐れがあります。

保管時は、直射日光や雨が当たらない屋内に置くことが基本です。

止水ゴムが圧縮された状態が続くと変形して止水性能が低下するため、壁にフックで掛けたり立てかけたりして、ゴム部分に負荷がかからないように保管しましょう。

使用後は水道水で洗い流し、十分に乾燥させてから保管することも大切です。

定期点検で劣化や不具合を防ぐ

止水板は設置して終わりではなく、年に1〜2回程度の定期点検をおこなうことが推奨されています。

点検時には、止水ゴムの劣化・パネルの変形・固定具の緩みなどがないかをチェックしましょう。

止水ゴム(EPDMゴム発泡体)の耐用年数は約10年〜15年とされていますが、保管環境によっては劣化が早まるケースもあります。

ゴムの劣化が進んでいる場合は、メーカーに交換を依頼しましょう。

定期点検とあわせて設置訓練もおこなっておくと、緊急時にスムーズな対応ができます。

とくに企業や店舗では、従業員全員が設置手順を理解している状態を維持しておくことが重要です。

自治体の補助金・助成制度を活用する

止水板の導入にあたっては、自治体が提供する補助金・助成制度を活用できる場合があります。

浸水被害の多い地域を中心に、防災設備の導入費用を一部補助する制度を設けている自治体が増えています。

補助金の対象や金額は自治体によって異なるため、お住まいの地域の公式サイトや防災担当窓口に確認してみましょう。

申請にはハザードマップとの照合や見積書の提出が必要になるケースが多いため、購入前に手続きの流れを把握しておくとスムーズです。

補助金を活用すれば、実質的な自己負担を大幅に抑えて止水板を導入できるため、積極的に活用することをおすすめします。

止水板での浸水対策のご相談は「水用心」施工店の三恵工業へ!

ここまで、工事不要の止水板について種類や選び方、設置場所ごとの対策を詳しく解説してきました。

「自分の建物にはどのタイプが合うのだろう」「設置できるかどうか判断がつかない」とお悩みの方は、止水板の専門施工店に相談するのがもっとも確実です。

三恵工業に相談するメリット

三恵工業株式会社は、止水板「水用心」の専門施工店として、製品選定から設置工事まで一貫してサポートしています。

扉(開口部)の写真と間口のサイズを送るだけで、設置可否と概算見積を回答してもらえるため、初めての方でも気軽に相談できます。

全国対応で即日〜4日以内に見積もりを出してもらえるスピード感も魅力です。

地域によっては補助金の活用についてもアドバイスを受けられるため、コストを抑えた導入が実現します。

専門の職人スタッフによる施工で工事時間を短縮し、現場の稼働停止を最小限に抑える配慮もおこなっています。

取り扱い止水板「水用心」の特徴

「水用心」は、国内シェアNo.1のアルミメーカーUACJが自社工場で一貫生産する高品質な止水板です。

高度な技術力と厳格な品質管理により、優れた止水性能と導入しやすい価格を両立しています。

止水性能はJIS A 4716 Ws-3クラス相当で、漏水量は1時間あたり20ℓ/m²以下。

土嚢の約100倍もの止水性能を持ちながら、高さ450mm×幅1,000mmサイズで約6kgと軽量です。

特徴詳細
止水性能JIS A 4716 Ws-3クラス相当(漏水量20ℓ/(h・m²)以下)
素材アルミニウム合金(中空構造で軽量かつ高強度)
サイズ対応高さ150〜550mm、幅500〜3,000mm(1mm刻みで対応可能)
2段重ね浸水深さ1.1mまで対応可能
設置方法ダブルクリップ・ノブボルト・ハンドル・マグネットの4種類
保証メーカー1年保証(止水ゴムは耐久性10〜15年)
生産体制国内自社工場での一貫生産で他社比約20〜90%のコストカット

特許技術により床面レールやサイドの柱を使用しない固定方法を採用しているため、建物の外観に影響を与えずに設置できます。

京都大学との共同実験で浸水深さ2mでの強度テストや動水実験も実施済みで、あらゆる水害シナリオに対応する性能が実証されています。

止水板「水用心」の製品情報ページはこちらからご覧ください

止水板「水用心」の設置事例

「水用心」は全国のさまざまな施設で導入されており、住宅から商業施設まで幅広い設置実績があります。

設置場所設置事例の概要
個人宅のガレージガレージの間口に止水板を設置し、車両と収納物品を浸水から保護
公共施設の出入口施設の正面入口に複数枚を連結して設置し、利用者の安全を確保
倉庫のエレベーター前エレベーター前に止水板を設置し、地下への浸水を防止
会社玄関の自動ドア自動ドアの屋内側に設置し、通行と止水を両立

自動ドアの場合でも屋内側に設置すれば扉の開閉や通行が可能なため、営業を止めずに浸水対策ができます。

設置場所に合わせたカスタマイズにも柔軟に対応しているため、特殊な間口や条件でも相談してみる価値があります。

銀行の自動ドア

銀行の自動ドアに止水板を設置事例の詳細はこちらからご覧ください

店舗の出入口

店舗の出入り口に止水板を設置事例の詳細はこちらからご覧ください

個人宅のガレージ

個人宅のガレージへの止水板設置事例の詳細はこちらからご覧ください

まずは無料見積もりからお気軽にどうぞ

「止水板を導入したいけれど、自分の建物に設置できるかわからない」という方は、まず無料見積もりから始めてみてください。

三恵工業では、扉の写真と間口のサイズを送るだけで設置可否と概算見積を確認できます。

写真だけでは判断が難しい場合は、全国どこでも現地調査に対応してもらえます(一部地域を除く)。

お電話での相談は052-871-7779(受付時間 9:00〜17:00 平日)で受け付けています。

お問い合わせフォームからも24時間ご相談いただけますので、台風シーズンを迎える前に、ぜひお気軽にご連絡ください。

地域によっては補助金を活用した導入も可能ですので、あわせてご相談いただくとスムーズです。


まとめ

この記事では、工事不要で設置できる止水板について、種類や選び方、設置場所ごとの対策、導入時の注意点を詳しく解説しました。

最後に、記事の要点を振り返ります。

ポイント内容
工事不要タイプの強み初期費用が安く、賃貸物件にも導入でき、緊急時にすぐ設置可能
おもな種類簡易パネル式・膨張式・ゴム製シート・マグネット粘着式の4タイプ
選び方のコツ設置場所のサイズ計測、防水性能の確認、費用対効果の見極めが重要
優先設置場所玄関・駐車場・倉庫・地下など浸水リスクの高い箇所から
導入時の注意点保管方法の確認、定期点検の実施、補助金制度の活用

工事不要タイプの止水板は、手軽に導入できて高い浸水対策効果を発揮する、非常にコストパフォーマンスに優れた防災設備です。

とくに近年はゲリラ豪雨や台風の激甚化が進んでおり、浸水対策は「もしものとき」ではなく「いつ起きてもおかしくない」備えになっています。

大切な住まいや店舗、資産を水害から守るために、次の雨シーズンが来る前に止水板の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

「水用心」施工店の三恵工業では無料見積もりを受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。